裁ちばさみは、布や生地を裁断するために使われるハサミです。
「布切りばさみ」「布用ハサミ」などと呼ばれることもあります。
手芸や洋裁をしていると、「裁ちばさみで紙を切ってはいけない」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
では、裁ちばさみと普通のハサミにはどんな違いがあり、なぜ紙を切らないほうがよいと言われるのでしょうか。
ここでは、裁ちばさみの特徴や基本的な使い方とあわせて解説します。
裁ちばさみとは?布切りばさみとの違い
裁ちばさみとは、主に布や生地を裁断するためにつくられたハサミです。
「布切りばさみ」「布用ハサミ」と呼ばれることもあり、一般的には同じように布を切る目的で使われます。
洋裁や手芸では、生地を大きく裁断したり、型紙に沿って正確に切ったりするために使われます。
裁ちばさみと普通のハサミの違い
裁ちばさみと、紙や日用品などを切る一般的なハサミでは、想定されている用途が異なります。
裁ちばさみは布を切ることを目的としているため、布専用として使い続けることで、本来の切れ味を保ちやすくなります。
一方、一般的なハサミは紙や包装材など、さまざまなものを切る場面で使われることが多く、用途を限定せず使われるケースが一般的です。
そのため、裁ちばさみを長く良い状態で使いたい場合は、布用と紙用でハサミを分けるのがおすすめです。
なぜ裁ちばさみで紙を切ってはいけないと言われるのか
布と紙では、素材の性質が異なります。
- 布:繊維が絡み合って構成されている
- 紙:紙の種類によって繊維以外の材料や表面加工が含まれる場合がある
裁ちばさみで紙を切ったからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。
ただし、紙など布以外の素材を繰り返し切ることで刃が少しずつ摩耗し、布を切ったときの感触や切れ味に影響する可能性があります。
とくに布専用として使っている裁ちばさみの場合は、本来の切れ味を長く保つためにも、紙を切るハサミとは分けておくほうが安心です。
実際に紙を切るとどうなる?
一度紙を切っただけで、裁ちばさみが使えなくなるということは通常ありません。
ただ、繰り返し使っているうちに、
- 刃先が少しずつ摩耗する
- 切れ味が徐々に変化する
- 布を切ったときに引っかかりを感じるようになる
といった変化につながることがあります。
「紙を絶対に切ってはいけない」というよりも、布をきれいに切るための状態を長く保つなら、用途を分けると考えると分かりやすいでしょう。
裁ちばさみの基本的な使い方
裁ちばさみは、机や作業台の上に布を置き、布を大きく動かさずに切り進めるのが基本です。
刃を大きく開き、刃元から刃先までを使って切り進めることで、長い距離もスムーズに裁断しやすくなります。
細かな部分を無理に裁ちばさみだけで切ろうとせず、作業内容に応じて小さなハサミなどと使い分けるのもおすすめです。
おすすめの使い分け
- 布や生地は裁ちばさみを使う
- 紙や厚紙は別のハサミを使う
- 細かな部分は作業に合った小さなハサミを使う
- 布用の裁ちばさみは、できるだけ布専用として保管する
用途ごとにハサミを使い分けることで、それぞれのハサミが持つ性能を活かしやすくなります。
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まとめ|裁ちばさみは用途を分けて長く使う
裁ちばさみは、布や生地を裁断するためにつくられたハサミです。
「裁ちばさみで紙を切ってはいけない」と言われるのも、紙を切ること自体が問題なのではなく、布を切るための切れ味をできるだけ長く保つという考え方からです。
布には裁ちばさみ、紙には紙用のハサミというように用途を分けることで、大切な道具をより良い状態で長く使いやすくなります。
ハサミとの向き合い方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
(更新日:2026年8月)




