手芸・クラフト用ハサミの選び方
手芸やクラフト用のハサミは種類や形が豊富で迷うことも少なくありません。そんなときは「大は小を兼ねる」という考え方もひとつの目安です。布も紙もざっくり切れる長めの刃は、家庭用・趣味用として扱いやすく、長く使いやすい傾向があります。ここでは、購入時に気をつけたいポイントをまとめました。
用途に合った刃の形状と長さを選ぶ
布を切るか、紙や糸を切るかによって適した刃は違います。
- 布用は長めで直線的な刃が切りやすく、厚みのある布でもスムーズにカットできます。
- 紙や糸用は短めの刃で細かい作業に向いています。
- 刃の長さや形状が用途に合わないと、切りにくく手に負担がかかるので注意しましょう。
持ちやすさ・グリップを確認する
長時間使うことを考えると、手にフィットする持ちやすさは重要です。
- 指穴が小さいと手が疲れやすく、大きすぎると刃の操作が不安定になります。
- 軽量で滑りにくい素材のグリップは、片手でも安定して扱えます。
刃の素材・仕上げをチェック
刃の素材によって切れ味や耐久性が変わります。
- ステンレス製は錆びにくく、家庭用として扱いやすいです。
- 鏡面仕上げの刃は滑らかに切れますが、扱い方によっては傷がつきやすい点に注意。
- 特殊素材や高硬度刃は研ぎに対応できない場合もあるので、購入前に確認すると安心です。
刃先カバーや形状で扱いやすさを意識
- 刃先カバー付きのハサミは、使わないときに刃を保護でき、安全性も高くなります。
- シンプルな刃の形状でネジやつなぎ目が大きく飛び出していないタイプは、布でサッと拭くだけで汚れや水分を取りやすく、日々のお手入れが楽です。
- 軽量で片手で扱いやすい形状のハサミは、長時間の作業でも疲れにくく、操作が安定します。
価格よりも使いやすさを優先
- 初めて購入する場合は、手に合うか試せるショップで確認すると失敗が少ないです。
- 高価なものが必ず長持ちするわけではありません。自分が使いやすいかが最優先です。
―― スタッフより